ルージュサリナス(牝4)の近況についてまとめていきます。
いきなり大ニュースで転厩いたしました。
これまでのルージュサリナスの記事はこちら→ルージュサリナス
2025.03.05 ノーザンファーム天栄→加藤公太厩舎
本馬は3月5日付で栗東・加藤公太厩舎に転厩となります。
本日(水)の検疫で栗東・加藤公太厩舎に入厩しました。
2025.03.06 加藤公太厩舎
加藤公太調教師「ルージュサリナス号を管理させていただくことになりました。何卒よろしくお願いいたします。今朝(木)は角馬場でハッキングの後にEコースを普通キャンターで半周、コース上にあるゲートで入り・駐立・発馬の確認をし、そこから普通キャンターでもう半周というメニューで調整しました。本馬の特徴について木村哲也調教師から色々と教えていただき、その中でハッキングが踏みづらいと伺っていたので私自身が騎乗して確認したのですが、今日に関しては問題ありませんでした。変にテンションが上がるようなこともなく落ち着いて調教に取り組んでいましたし、ゲートも問題なかったですね。とはいえ、これから挙動に怪しいところが出てくる可能性は否定できませんから、引き続き注意して乗っていくつもりです。目下の課題は気性面にありそうで、環境の変化に敏感で飼い葉食いが細くなってしまうのがネック。馬房では落ち着いて過ごしているものの、飼い葉に興味を示してくれなくて…。今のところ次走に向けてこのまま進めていけそうですが、これから負荷を掛けていくためにも飼い葉はしっかり食べてほしいところ。ひとまず数日ほど様子をみて、それでも食いが細いままなら配合や与え方を工夫することになるでしょう。次走については一度ダートを試してみたいと思い、3月30日(日)中京7レース・牝馬限定のダート1800mに向かうつもり。ジョッキーは調整中です」
※3月30日(日)中京7R・4歳上1勝クラス(牝馬・ダ1800m)を予定。
2025.03.12 加藤公太厩舎
加藤公太調教師「今朝(水)坂路で実質1本目の追い切りを消化。1回目のハロー明けの馬場で、ひとまず馬なりでどれだけ動けるか確認させてもらいました。推進力が前ではなく上へ逃げてしまっているのが、まず気になった点。そのあたりが改善されればもっと良くなるはずで、これから調教で改善を促していくつもりです。全体的にまだ非力な印象は否めず、前の厩舎で数を使えなかったのも頷けるというもの。こちらの環境に慣れてきたのか飼い葉は食べるようになってきていて、直近の馬体重は432キロでした。前走体重から10キロほど増えてはいるのですが、もっと増えてもいいくらい。これからの成長、パワーアップに期待したいですね。中京ダート1800mはパワーが要求される条件ゆえに芝も考えましたが、今回はひとまずダートを使ってみて、ジョッキーのコメントなども参考にして今後の方針を決めようと思っています。次走の乗り役については引き続き調整中です」
※3月30日(日)中京7R・4歳上1勝クラス(牝馬・ダ1800m)を予定。
2025.03.13 加藤公太厩舎
加藤公太調教師「今朝(木)は引き運動のみの調整です。馬体重は今朝の計量で432キロと変わらず。追い切ってガクッと減らなかったので安心しました。飼い葉を残す量も段々減ってきたように、栗東の環境にも徐々に慣れてきているのでしょう。目下のウィークポイントである推進力が上へ抜けてしまう点については、乗っている助手と相談した結果、明日(金)からハミを替えることにしました。これまでは一般的な水勒ハミでしたが、トライアビットを試してみます。ハミ受けやフォームにいい意味での変化が表れることを期待したいですね。今週末もある程度大きめのところを乗り、来週半ばの追い切りはコースでおこなう予定。全体的な動きや挙動を確認しようと思っています。なお、次走のジョッキーは坂井瑠星騎手に決まりました。タイミングが合えば追い切りに乗って感触を確かめてもらおうと考えています」
※3月30日(日)中京7R・4歳上1勝クラス(牝馬・ダ1800m)を坂井瑠星騎手で予定。

坂井騎手って一流騎手じゃん。
これは期待されている?
2025.03.19 加藤公太厩舎
加藤公太調教師「今朝(水)坂井瑠星騎手に乗ってもらい、CWで併せ馬を消化しました。古馬2勝クラスの馬を1~2馬身ほど追い掛ける形。非常にいいラップを刻み、終いは一杯に追ってラスト1ハロンは11秒台を計時して併入しました。調教後ジョッキーに話を聞いたところ、『まだ前輪駆動のような走りでトモが甘いですし、全体的に非力な印象は否めませんでした。それでも追ってからの反応は良く、いいモノは持っていそうです』とのこと。ダートに関してはやってみないとわかりませんが、ひとまずいい意味での刺激を与えて今後につながる内容を期待したいところです。飼い葉はしっかり食べるようになってきて、今は残しているとはいってもひと掴み程度。一度使って良くなってきそうな雰囲気はありますね」
2025.03.20 加藤公太厩舎
加藤公太調教師「追い切りの翌日ということで、今朝(木)は引き運動のみの調整です。馬体重は432キロで先週と変わらず。追い切りで負荷を掛けているなかで減っていないのは好材料。入厩当初は飼い葉を食べてくれなくて体を減らしていたことを思えば、飼い葉を食べるようになって馬体をキープできているのはいい傾向だと思います。欲を言えば、あと10キロほど増やしてレースに臨みたいところ。今週末は坂路で15-15を切るくらいのところを消化する予定にしていますが、来週の最終追い切りも含めて飼い葉食いや体つきなどを見ながら調整メニューを決めるつもりです」
2025.03.26 加藤公太厩舎
加藤公太調教師「先週の日曜日にCWで追い切りを消化。長めから入って、終始馬なりだったとはいえラスト1ハロンは11秒台をマークしたように負荷をしっかり掛けました。これが実質的な最終追い切り。メンタル面や馬体重を考慮すると攻め過ぎるのは良くないと思うので、今週に入ってからはコンディションを整えることに重きを置いて調整を進めています。今朝(水)はポリトラックコースに入れて、単走・馬なりでサッと流した程度。無理せず抱えたまま、まっすぐ走らせることがテーマでしたが、いい動きだったと思います。これで概ね態勢は整ったと言えるのではないでしょうか。さすがに追い切った直後の飼い葉は少し残していたのですが、それでもひと掴み程度でほぼほぼ食べていましたし、昨日(火)は完食していたようにサリナスとしてはしっかり食べていると思います。馬体重は前走比で10キロ以上は増やして送り出したいですね」
2025.03.27 加藤公太厩舎
加藤公太調教師「今朝(木)は引き運動のみの調整です。運動中も気になるところはなく、状態面については何ら問題ありません。馬体重は運動後の計量で430キロでした。できればこれくらいの馬体重で出走させたいところ。中京への輸送で極力減らないようにしたいですね。明日(金)はゲートの確認、レース前日となる明後日(土)は馬の雰囲気をみてから調整メニューを決めようと思っています。想定を確認したところ頭数が少なく、トラックマンに聞いても『大幅に増えることはなさそう』とのことでしたから、小頭数で競馬ができそうなのは何より。天気予報をみると今夜から明日にかけて天気が崩れるようで、少しでも軽い馬場になってほしいですね。ダートに関してはやってみないことにはわかりませんが、ひとまず今後につながる内容を期待したいと思います」
調教タイム
日付 | 坂路 | コース | 馬場 | 騎乗者 | 6F (坂路) | 5F (4F) | 4F (3F) | 3F (2F) | 1F (1F) | 回り 位置 | 脚色 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
03.26 | 栗東P | 良 | 助 手 | 69.5 | 54.6 | 41.4 | 12.5 | 8 | 馬ナリ | ||
03.23 | 栗東CW | 良 | 助 手 | 70.2 | 54.9 | 39.4 | 11.9 | 8 | 馬ナリ | ||
03.19 | 栗東CW | 重 | 坂井瑠 | 82.4 | 67.3 | 53.0 | 38.2 | 11.9 | 8 | 一杯 | |
03.16 | 栗東P | 良 | 助 手 | 73.7 | 56.1 | 40.8 | 13.6 | 8 | 馬ナリ | ||
03.12 | 1 | 栗東坂 | 稍 | 助 手 | 56.0 | 39.8 | 25.9 | 13.2 | 馬ナリ | ||
03.09 | 1 | 栗東坂 | 良 | 助 手 | 59.4 | 42.8 | 28.2 | 14.3 | 馬ナリ |
まとめ

木村哲也厩舎から加藤公太厩舎に転厩と大きなニュースでした。
どうやら、二人は競馬学校時代に同期だったみたいですね。そのつながりでサリナスが転厩となったのでしょう。
木村厩舎では、新馬勝ちと大変お世話になりました。成績も下降気味でしたので、いいリフレッシュになってくれたらと思います。
加藤公太調教師は、丁寧にコメントしていただき好印象です。
しかし、ダート起用に関しては少しの疑問を感じます。中京の1800mは力のいるコースだと説明しながら、非力なサリナスの印象を感じながらも頑なに方針変更をしないところはどうかなと感じます。
馬体重は、どうにか+体重で走ってほしい。
ハミや坂井騎手など、色々動いてくれているところは良い方向に進んで欲しいと思います。
こんなど素人が黙るような結果を期待したいと思います。
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